コレクション: 土佐文旦
当園の果物の中でも、抜群に人気を誇る土佐文旦(とさぶんたん)。
毎年ファンになる人が増えて、高知県を代表する特産品として全国的に有名になってきました。
なんといってもその特徴は、
とっても大きくて、なんともいえないおいしさ!
文旦は、カンキツのなかでも特に大きくなる品種で、平均10cm〜15cm、特に大きいもので、20cmほどになります!
当園の文旦はどれもおいしいのですが、しいて言えば、小さいものは味がぎゅっとしていて、大きいものはむきやすくて、食べごたえがある!と言えるでしょう。
美しい光沢を持つ黄色の外皮をむけば、とても爽やかな文旦特有の香りが広がります。
果肉は、上品な甘酸っぱさをもち、出荷初期(2月頃)のプリプリした食感から、終盤(4月上旬)の柔らかく酸味がぬけた食感へとシーズンを通して変化していきます。
文旦ファンの中にはシーズン中何度も注文をいただき、味わいの変化を楽しまれる方もたくさんおられます。
東北地方のお客様からは、雪の季節に春を思わせる南国の果物がたべられるとうれしいお言葉もいただきました。
文旦を作り続けてはや30年、森本果樹園の土佐文旦をどうぞよろしくお願いします。
【文旦のできるまで】
●5月頃
文旦はとっても可憐な白い花が咲きます。
文旦は自然に受粉しにくく、そのままだと良い実にならないので、人工授粉することで、確実に結実させます。
受粉には、もう一つの高知特産のカンキツである小夏の花粉を使います。
食べるときにちょっと邪魔な種ですが、種がたくさん入ることで果実の肥大が促進され、
白い甘皮のうすい、ずっしりとした高品質な土佐文旦になります。
新高梨もそうなのですが、自然の理屈はとても良くできています。
●6月頃
花も落ち、受粉した果実が少しずつ大きくなってきます。
柱頭についた赤いのは、受粉したかどうかひと目で分かるように食紅を花粉に混ぜているためです。
3回ほどに分けて、段階的に文旦の間引きをしていきます。
そうすることで厳選された形の良い実に、光合成された栄養が集中し美味しい文旦になります。
ちょうど梅雨時期と重なり、大変地道な作業ですが、欠かせません。
●8月頃
南国高知の暑い夏の日差しを受けて、ずいぶんと大きくなりました。
最近は天候の傾向が変わり、真夏の日差しがすごく強いので、文旦特有の分厚い葉の影で守られるように、日焼けを少なく育てることがポイントです。
●12月頃
青い果実から、すっかり黄色く色づきました。
例年12月後半には、凍てつくような寒波が来るので、その直前まで樹上完熟させます。
収穫はスタッフ総出で一気に行います。
この頃の文旦はまだクエン酸が十分抜けておらず、食べてもすっぱく美味しくありません。
ここから先は、出荷まで1ヶ月半ほど貯蔵庫で定温管理しながら寝かせることで、酸が抜け、バランスがとれた味となっていきます。
以前は土の中にむしろに包んで貯蔵するのが主流でしたが、最近では家ほど大きい低温貯蔵庫で、安全に管理します。
●2月〜4月
丹精込めて育てた土佐文旦を全国に出荷します。
一年間の作業の成果がみなさまのお手元に届き、喜んでもらえる最高の瞬間です。
どうぞ森本果樹園の土佐文旦をよろしくお願いします!
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