コレクション: 森本果樹園の新高梨
高知県が誇る秋の味覚で、梨の王様ともいわれる新高梨。
ほかの梨と比べて大玉で、600gから大きいもので1.5kgになるものもあります。
果肉は白く美しく、シャリシャリとした食感と、とっても甘くてジューシーな果汁のハーモニーは素晴らしい味わいです。
おいしく召し上がるには冷蔵庫で冷やしすぎないことがポイントです。
冷暗所なら常温でも日持ちいたします。
当園の新高梨は、高知県の秋季果樹品評会にて、通算10回農林水産大臣を受賞しています。
【新高梨のできるまで】
●4月頃
桜のさく季節に、梨の花も満開を迎えます。
梨は自家受粉しない果樹なので、他の品種の梨の花粉をひとつひとつの花に手作業で人工授粉します。
短い開花期のうちよく晴れた日を選んで行います。
このときの仕上がりが、ナシの形や大きさを決めます。
●5月頃
花びらの付け根にある5mmぐらいの子房が大きくなり、直径2〜3cmまで育ってきました。
この頃には、たくさんなった小さな梨から、かたちや大きさ、枝の中でポジションが良いもの(大きくなったときに果軸が折れないもの)を選んで間引きをします。
摘果作業と呼びます。
摘果も一度に行うのではなく、何度かに分けて行うことでできるだけ良いものを残すことができます。
●6月頃
この頃になると直径7〜8cmほどに大きくなり、すっかりナシらしくなります。
でも食べてもまだ甘くありません。
摘果がすんだナシにひとつひとつ専用の袋をかけていきます。
袋はロウ引きした新聞紙の2〜3重構造になっていて、雨や病害虫、病気からナシを守るとても大事な役割があります。
梅雨時期に重なり、雨の中の作業も多く大変な労力がかかりますが、きれいなナシを作るには欠かせません。
●8月頃
この頃には、直径10cm以上となり青さがとれ、黄金色に近づきます。
夏の日光で積極的な光合成が進み、葉っぱの中でどんどん糖化していきます。
また一雨ごとに、ひとまわり大きくなってきます。
この時期のナシを食べると、アッサリとした若い感じの風味がします。
●9月頃
収穫前です。
ナシ独特の風味がグッと出てくる時期で、ナシも大きく膨らみ、外袋までパンパンになってきます。大きいもので15cmほどになります。
この頃には、大型台風が高知を襲う時期でもあり、大きい実を紐で吊ったり、防風網をチェックしたりと台風対策に追われます。
●10月
念願の収穫です。
一年の努力が実を結び、お客様に喜んでもらえる感動の時期でもあります。
平均800g、特に大きいもので1.5kgほどにもなります。
そんなジャンボ梨は自然と割れることも多く、なかなか収穫できません。
自然の力と栽培技術がぴったり合わさった実だけが出荷可能となり、1000個に1個の割合とも言われ、とても貴重です。
800gの梨でもびっくりするぐらい大きいんですけどね!
収穫したナシをひとつひとつキズや虫食いがないかチェックしてから、大きさと等級でならべて箱詰めして出荷します。
お客様のもとに届いておいしいと言っていただけると本望であります!
どうぞ森本果樹園の新高梨をよろしくお願いいたします!
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